神長官守矢資料館のおどろき

茅野の諏訪大社前宮と諏訪大社本宮の中間にある神長官守矢資料館。
神長(じんちょう)官守矢氏とは、諏訪一族の神にして神官。建御名方命が諏訪に押し込められる以前の先住の人たちの長らしい。それが何故、建御名方命が諏訪の神様になったのか、そして守矢氏が祀る側になったのか、よくわからないが、この資料館は、同行者が最後まで「すごい、すごい」と言い続けたほどのインパクト。東大の藤森先生の設計第一作。館内は、御頭祭の復元。鹿の頭が飾られている。不思議と不気味ではなく穏やかな顔つきなのは、神様に捧げられたからだろうか。江戸時代の民俗学者菅江真澄の記録があったため神饌が再現されたという。真澄は御柱の年に訪れていないので、残念ながら当時の御柱の記録はない。
建物の裏にある諏訪氏一族の墓所を歩いていると、妙なものを見つけてしまった。「高過庵」だ。藤森先生のツリーハウスだ。いゃー、びっくり。
そして、諏訪大社本宮へ。写真は四之御柱。あんな山の斜面に、どうやって立てたのだろうか。
帰りに、春宮の御柱の里引に行く人、帰る人に出会うが、ついに本体を見るに至らず。その夕方、柱から落下して死者が出た。大変な祭りだ。





地蔵久保・素桜神社の一本桜

毎年、四月の締めくくりは、桜巡礼。
今年も信濃まちの「閑貞桜」は「静養中」の看板が立っていて寄らず。(高齢のため花芽を摘んで回復を待つ)。時間の都合で袖之山も失礼。

地蔵久保の大山桜は三分咲き。樹齢百年越え。ありがたくも楚々とした姿に、今年も見せもらうことができましたと、あいさつ。

素桜神社は山の急斜面の集落の神社。境内にあるコヒカン桜は見事というほかなし。

能生白山神社春季例大祭

今年は曜日の回りが良く、久しぶりにお祭りを見せてもらいました。
この祭りはストーリーが面白く、本来なら朝の六時から見物したいところだが、十一番の舞だけでも十分。大人の凛々しさ、子どものかわいらしくも凛とした舞姿は、浜風の寒さを忘れさせてくれる(にもかかわらず、私は、今年のあまりの寒さに途中退場)。

最近は、祭りの意味や見物させてもらっているという意識のない撮影ツアーのカメラオヤジやカメラオバンの多さに少し残念。

お稚児さんの両親は正装で、子どもの出番まで桟敷で宴会。

太平楽

輪歌を無事舞い終えてお父さんたちのほうが涙、涙。

いよいよ陵王の出。

「緩急」というよりも「速」と「溜」の舞で、20mの橋掛を30分もかけて舞台へ。その頃は陵王に夕日が。

鳥居の向こうに夕日が落ち、境内が暗闇と寒さに包まれるころ神人交歓の祭りも歓喜の中に幕。

神仏ががっぷり四つ

何年かぶりで、早川谷日光寺のけんか祭りを見物しました。神仏習合の祭りが多い上越でも、圧倒的な祭りのひとつ。
祭りの進行は寺の鐘。鐘とホラ貝の合図でお寺から白丁姿の男衆が一気に白山神社へ。神事の後、二基の神輿を担いで急な石段を下りて観音堂へ。一方、僧侶の列がお寺から出発して、やはり観音堂へ。僧侶は観音堂で法要。境内では、いよいよ神輿のぶつかり合い。「ガツーン」「ギリギリ」という音とともに、大歓声。部品は吹っ飛ぶ、担ぎ手はふらふら。その間、品のいいおじさんが、太鼓の奉納。数度(年によって違うらしい)のぶつかり合いの後、野ざらしの御旅所へ神輿を放り出すようにして、担ぎ手はさっさと退散。観音堂の舞台では、太鼓の奉納の後、神楽の奉納、そして、最後は僧侶の読経と散華があって終了。あっという間に半日が終わる。残念ながら今年は、けんかの終了まで。

鐘で合図

急な石段を下りる

僧侶の行列

ご幣を持つ僧侶、後ろから行く神主

太鼓の奉納

神輿が到着

観音堂では法要

いよいよ、やるぞー

吹っ飛ぶ部品、集める人


激しいぶつかり合い

御旅所

いいねー
写真が多すぎたかな、久々のアップで。

ドライブの途中で見たもの

長野オリンピックボブスレー場から飯縄高原へ行く途中のループ橋の際にある「銘柄もの」のお薬師さん「ブランド薬師」。おまけに神社なのだ。

上田で。いつもの昼食。インドの有名な虎の名前が付くカレーや。
そして、上田では必ずファインダーでのぞいてしまう「寺」?
「教会」?


駅前で「みすずあめ」の店を覗いて(ここは、ほんとに品がいい)、ぶらぶらしていると、とんでもないやつがいた。こんなのも極道になるのかね。足を洗えんのか、てめー。

三八(さんぱち)朝市で見たもの

直江津地区で、三と八の日に行われる朝市でちょっと見たもの。
真鱈とサバの頭


寺泊からはるばる来た「たこ街道」のたこ。うまかった。

餅や・漬物・総菜やなど



直江津の魅力「小路(しょうじ)」

ライオン像のある家とライオンカレー

ちょっと面白いカレーが、期間限定で売り出されました。

直江津地区にある新潟県最古(明治39年ころ?)の擬洋風&土蔵造りの銀行建築「直江津銀行」の建物で、なおかつ石炭王と言われた「高橋回漕店」が買い取って移築したという歴史ある建物を保存活用しようという、「ライオン像のある建物をまちづくりに活かす会」のシンポジウムがあり、「いいあんばい」(「今日は天気もいいし、いい塩梅だねかね」などと使う)という、まちづくりお惣菜家さんが協賛で発売。
これがライオンハウス

鬼門にライオン像

こんなきれいなアールデコの装飾が施されていました。戦争の鉄供出で取り払われたらしいのに、ありがたくも一つ残っていた。

内部は銀行時代のカウンターはそのまま、家具は高橋回漕時代の特注品、彫刻も高橋さんの趣味。

「いいあんばい」の店内。お惣菜だけでなく、まちのガイドマップも置いてあるので、案内してもらえるかな?


ライオンカレーは今後も続けてほしいね。