まちの力・老舗の力・まちを守る力

長野自動車道を走行中、事故のため下道に降りて諏訪のまちを湖岸道路ではなく、国道20号をテレテレ走っていると、造り酒屋が向かい合って何軒もある地域があってびっくりしていると、今度は空き店舗ばっかりで、シャッターに御柱の木落としの絵が描かれている通りがありました。そして突然、写真のようなお菓子屋さん、Uターンして入ってみました。

空き店舗対策はいずこも同じですが、御柱の絵は楽しい


同行者が「古いんでしょうね」
店の女将「いえ、そんなに古くないんですよ、80年ですから」

料理記者岸朝子さんご推奨のお菓子を買う。包装紙は棟方志功。島木赤彦の歌や新田次郎の手紙など、さりげなく置かれている。

英語が彫られた珍しいお菓子の型、聞けば、オリンパスが進出した時のお祝いのお菓子を作ったものだということ、さすが精密工学の諏訪だけある。
それにしても、肩ひじ張らずに、さりげなく、まちに生きる責務を果たしている、店と女将という感じでした。