弘智法印御伝記その2

新潟の県民会館で、弘智法印御伝記全編を観覧。3時間の長丁場。全段、奇想天外。馬が割れて往生を遂げていない仏が現れるは、烏天狗が飛び交うは、最後にすべて登場し、追放される者、富貴の身になる者、そして弘智法印さまが即身仏となるという物語。
驚いたのは、大ホールのロックコンサートの重低音が怒涛のごとく迫ってきて、建物の歴史を実感。昭和39年の新潟地震の復興記念で建てられたものだから、ホールの音抜けも仕方ないのか(それにしてもカワイイお譲ちゃんがたくさんいて、お花畑のようで大変でした)。それを凌いで、唾がワッと降るような角太夫さんの大熱演と猿八座の熱演には大感動でした。

   カーテンコール

手前が、御伝記を大英博物館で発見した早稲田大学の鳥越先生、隣の外人さんは、物語の復興を勧めたドナルド・キーンさん。故あって、私も招待を受けていたので署名。芳名簿のトップがキーンさんで、見事なカタカナで書いてあった。一人置いて私、隣が鳥越先生。写真撮っておけばよかった。

おまけ 時間待ちの白山神社
11月3日には上越教育大学でも公演の予定。